こんにちは、エンジェル投資家のびずぷら(@bizpla11)です。
株式投資型クラウドファンディングのFUNDINNO(ファンディーノ)の新規案件をサクッと解説します!
今回の案件は次世代カード型コンテンツ創出アプリizure(イズレ)を展開する株式会社パルソラです。スマホ用のカードノベルを世界展開することを目指しているようです。
目標募集額 | 17,000,000円 |
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上限応募額 | 47,500,000円 |
申込期間 | 2018年5月26日〜2018年5月28日 |
投資金額 | 12.5万、25万、50万の3コース |
それでは早速、解説します!
カード型ノベルってどんなもの?
スマホでは、文字が多い小説を読むのは向きません。電子書籍でもコミックに比べて小説などの普及はいまいちです。
そこで、スマホに特化したカード型のノベルを作るという発想です。

古くて新しい?カード型のUI
これを最初に見たときの感想が、現代版ハイパーカード?ではという印象でした。
ハイパーカードとは、1980年代に開発されたアップルの製品です。ゲームやアプリケーションの開発を簡易なスクリプトで実現できました。
izureのカードの入れ替えやリンクと同様、ハイパーカードもカード型のコンテンツ間にリンクを貼ることができます。カードもテキストだけでなく、画像、サウンド、簡易アプリなどが利用できます。また個々のカード(スタック)は「作品」として扱われました。
今のアップル製品からはなくなってしまいましたが、いまだにファンが大勢います。びずぷらも好きでした。
ちなみにハイパーカード誕生の時代をつかめる動画を貼っておきます。
古くて新しい?カード型ノベル
古くからのゲームのジャンルに「サウンドノベル」というものがあります。背景映像とサウンドを加え、表示される文章を追って読み進めていくゲームです。
コンテテンツとして見たときには、このサウンドノベルを思い出しました。スマホではありませんが、古くから同様のものがあります。
有名なものでは、「かまいたちの夜」や「428 〜封鎖された渋谷で〜」。最近だと「シュタインズゲート」あたりが該当すると思います。
カード型ノベルは普及するか?
正直わかりません。
びずぷらは、ハイパーカードの上のサウンドノベルという既視感を感じました。次世代コンテンツという印象は特にありません。
一点特徴をあげると「スマホ特化」です。ハイパーカードも、サウンドノベルもニーズはあると思います。スマホに特化することで、爆発的にヒットする可能性も否定できません。
ただし文字数の制約などを考えると、隙間時間を狙ったチープなコンテンツが量産されることを懸念しています。
びずぷらは投資する?

今回は投資は考えてません。
大きな理由の一つは、TOBILIFE(トビライフ)案件と同様に自分より年上に投資しないがあります。

ですが、それ以上に今回のカード型コンテンツに嫌悪感があります。
びずぷら個人としては昔ながらの紙の書籍が好きです。電子書籍も読みますが、ハードとしては、読み心地が紙に近いAmazonのkindle Paperwhiteを使っています。
確かにスマホでは電子書籍は読みにくいと思います。だからと言ってコンテンツのレベルを下げたものを、隙間時間に読んでも面白くありません。重くても紙の書籍を持ち歩く方がましです。
もちろん、それが好きな人もいると思います。ターゲットとしては多いかもしれません。ただ投資して応援する気持ちにはどうしてもなれませんでした。
まとめ

次世代カード型ノベルの「izure(イズレ)」を展開する株式会社パルソラを紹介しました。
びずぷら的にはハイパーカードのサウンドノベルと同じだと見ており、新しさは全く感じません。ただ、だからと言って普及しないとは言えません。カード型ノベルが普及すると見るかどうかが投資判断になると思います。
それでは。
